チャタリングの出し方募集中 [電子工作]
出ると困るチャタリング。 でも出そうとすると出ないんです。
コンデンサのおかげ?
マイコンにタクト・スイッチなどの機械接点とプルアップ抵抗をつないで、入力とした場合、チャタリングが発生すると一般に言われています。 曰く、機械接点がON/OFFを繰り返すから入力を早いサンプリング速度で見るとチャタリングという現象になります。
MC9S08QG8などのデータシートに書いてあるHCS08の標準回路の場合、RST*端子にスイッチと0.1µFのコンデンサが接続されています。 この回路では、コンデンサの両端がスイッチで短絡するという別の問題もありますが、コンデンサが適度なフィルタになってくれるため、チャタリングが観測できません。 これでは、「チャタリングをキャンセルするためにソフトウェアで処理をする」という動機が無くなってしまいます。
シュミット・トリガのおかげ?
そこで、コンデンサを取り外して実験してみましたが、それでもチャタリングは10回に1回しか観測できません。 昔の回路は激しくチャタリングが発生して、カウンタがスルスルと動いていたと記憶しているのですが、最近は何が良くなったのでしょう? シュミット・トリガのヒステリシスが大きくなったのか? 昔から、マイコンの入力にはシュミット・トリガは付いていましたよね。 今や、チャタリングで悩む必要は無くなってしまったのかな?
募集:チャタリングが出やすいスイッチ
そこで、募集します。 チャタリングが出て困るような例が、どこかにありませんでしょうか。 このままでは、デバウンス処理ルーチンの必要性を説得できません。
そもそもタクトスイッチの構造自体が、チャタリングを発生し難い構造だからではないでしょうか。
何処かでその構造を見た事があるのですが、内部に板バネみたいなのが在って、上から押されるとある程度の力には耐えますが、閾値を超えると一気にペコッてつぶれる構造だったような気がします。
それがあのクリック感になっているのですが、何処にも振動する要素が無いので、チャタリングも発生しないと。
チャタリングが出るとか出ないとかは、大きなレバーを持ったスイッチならでしょう。または機械式リレー。
昔はそんな物ばかりで制御していましたから。
と言う訳で、昔ながらの巨大レバータイプのスイッチとか、でっかいリレーを入れてみるとかは如何ですか。
by hamayan (2008-04-12 20:39)
タクトスイッチはチャタリング少ない様ですね。
フジソクの8R1021は、5ミリsec位あった気がします。
by nori@じじい (2008-04-12 21:54)
こんな感じの、昔ながらのクリック感なしプッシュスイッチなら出やすいですよ。
http://www.marutsu.co.jp/user/shohin.php?p=3355
by k_t (2008-04-12 22:32)
皆様、こんな妙な話題にコメントをいただきありがとうございます。
googleさんに訪ねたところ、タクトスイッチのチャッタリング時間が短いという「ウワサ」はあるのですが、ALPSの仕様書を見てもチャタリング時間の既定が見つかりません。私の探し方が足りないのか?
それでも、「ウワサ」によると、タクトスイッチのチャタリング時間は1msec程度との事なので、バカみたいに高速にサンプリングすれば、チャタリング現象が観測できるはずです。それでも出てこないのは、スイッチ接点のシゴキ方が足りないのかな?
noriさんとk_tさんに教えていただいたのは、いずれもクリック感の無い押しボタンスイッチですね。明日は、手持ちの部品から探して試してみます。
by noritan (2008-04-12 23:46)