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Sレコード生成プログラム [ColdFire V2]このエントリーを含むはてなブックマーク#

1990557

どんなに時間が経過しても、モトローラの標準バイナリ・フォーマットは、「Sレコード」です。 ダンプを作成するなら、Sレコード生成プログラムは欠かせません。

Sレコードって、何だ

バイナリの情報をテキスト・ファイルに変換するためには、色々な方法があります。 最近では、BASE64というエンコード方法がメール添付ファイルなどで使われています。

マイコンのプログラムの場合、データももちろん重要なのですが、そのデータを配置するアドレスも情報として持っていなくてはなりません。 そのために、インテルが提唱したフォーマットを「HEX」と言い、モトローラが提唱したフォーマットを「Sレコード」と呼んでいます。

Sレコードのフォーマットをちょっとだけ

「Sレコード」は、一行完結のフォーマットで、各行の先頭が"S"という文字で始まっている事から、この名前で呼ばれています。 "S"の次には、"0"から"9"の文字が続き、その行が何をあらわしているのかを示します。

Sレコードのフォーマット
文字 "S" レコードの種別を示す文字 データ長を示す2文字の16進数 2文字の16進数単位で構成されるデータ本体 チェックサム 行末文字

多くの8ビットマイコンの場合、アドレス部分は16ビットです。 この場合、種別"1"を使います。 データ本体の最初の2バイトがアドレスを示します。

一方、ColdFireのように32ビットのアドレスを使用する場合には、種別"3"が使用されます。 この場合、データ本体の最初の4バイトがアドレスを示します。 今回のプログラムの場合には、種別"3"のレコードのみを生成します。

データ長は、データ長部分とデータ本体をあわせた長さをバイト単位で表したものです。

データ本体は、配置すべきアドレスに続いて配置するデータを並べます。

チェックサムは、データ長部分とデータ本体の和の1の補数になっています。 そのため、受信したデータを検証する場合には、データ長からチェックサムまでの和が$FFになることを確認します。

Sレコード生成プログラム

フォーマットを確認したところで、サクッとプログラムを書いてしまいます。

sd(long s, long len){
 long i,n,nBytes=28;
 char cs,d;
 while(len>0){
  n=(len>nBytes)?(nBytes):(len);
  PrStr("S3");PrHexByte(n+5);PrHex(s);
  cs=(n+5)+(s>>24)+(s>>16)+(s>>8)+s;
  for(i=0;i<n;i++){d=*(s+i);PrHexByte(d);cs+=d;}
  PrHexByte(~cs);PrStr("\r\n");
  s+=n;len-=n;
 }
}

この関数は、以前作成したダンプ・リスト生成関数と同じ"m"ファイルに入れておきます。 使用の際には、開始アドレスと長さを指定します。

m::sd(0x400,100)
S32100000400ffffffffffffffff000000000000000000000000ffffffff46fc27007d
S3210000041c2e7c20008000243c4000000006820000000123c24000000041f940109c
S32100000438003f1410028200000001660000084ef9000200002c002e01203c20002c
S3150000045400000680000002214e7b0c05203c0000b3

現状のプログラムでは、一行に表示するバイト数を28バイトにしてあります。 お好みの長さをnBytesに設定してご使用ください。

今日の問題

ところで、「Sレコード」を出して、何に使うのでしょうか?

参考文献

Interface (インターフェース) 2008年 09月号 [雑誌]

Interface (インターフェース) 2008年 09月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: CQ出版
  • 発売日: 2008/07/25
  • メディア: 雑誌

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コメント 1

hamayan

> ところで、「Sレコード」を出して、何に使うのでしょうか?

業を煮やして逆アセンブルとか、クローンとか、、、クローンの必要は無いな。

by hamayan (2008-09-20 23:15) 

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