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SilentCの知られざる世界 (1) [ColdFire V2]このエントリーを含むはてなブックマーク#

1990557

SilentCの関数にInterface誌の記述との相違点を見つけました。

SciPutc関数

"SciPutc"関数は、UART0から一文字分のデータを送信する機能です。 Interface誌には、引数をひとつ取る関数として記述されています。

void SciPutc(char ch)

ところが、この記述を信じて関数を使用したところ、文字が表示されません。

OK
SciPutc('*')

OK

さる所を調査した結果、第二引数の値が表示されるらしいことが判明しました。

OK
SciPutc('A', '*')
*
OK

第一引数は、使用されていないように見えます。

ファイル・ハンドルはlong型である

Interface誌には、ファイル・ハンドルは"int"型、すなわち16ビットであると記述されています。 ところが、"OpenFile"関数は、32ビットの値を返してきます。

OK
??OpenFile("index.htm")
20001370
OK

まず、ファイル・ハンドルが32ビットであると仮定して、"SeekFile"関数でファイルの終端にポインタを移動してみました。

OK
?SeekFile(0x20001370,0,2)
409
OK

409というのは、"index.htm"ファイルの長さと等しいので、ファイルの終端にポインタが移動したらしいことがわかります。

もし、これを16ビットの変数に代入して使ったら、どうなるでしょうか。

OK
?SeekFile(0x1370,0,2)
317948
OK

これは、何が起こったのでしょうか。 317kバイトもポインタが移動してしまったことになっています。

参考文献

Interface (インターフェース) 2008年 09月号 [雑誌]

Interface (インターフェース) 2008年 09月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: CQ出版
  • 発売日: 2008/07/25
  • メディア: 雑誌

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