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eclipse Ganymede に Visual Editor をインストール [eclipse]このエントリーを含むはてなブックマーク#

Visual Editor って何だろう?

Visual Editorというのは、eclipseJava開発環境のために作られた、Graphical User Interface (GUI)作成お助けプログラム(プラグイン?)です。

Java (Swing)GUIバリバリのプログラムを組もうとすると、色々と面倒な手続きが必要になってくるので、こういったお助けプログラムの力を借りたくなります。 ところが、Visual Editorは、開発スピードが落ちているらしく、最新のGanymedeと呼ばれるeclipseには、対応していません。

それでも、なぜかGanymedeに対応するビルドが存在したりします。 これは、eclipse.orgの正式なプラグインではないけれど、どこかの有志が作成されたもののようです。 まずは、この非公式Visual Editorをインストールしてみます。 WEBページなどはあまりにも流動的なので、スナップショット画像はとりませんでした。 あしからず。

情報は、なぜか eclipse.org にある

非公式Visual Editorのインストール方法は、http://wiki.eclipse.org/VE/Installingにあるeclipse.orgのWikiページに書いてありました。 このページは、非公式文書なので、頻繁に内容が書き換えられているようです。

このページの情報によると、まず、eclipseをインストールして、追加のプラグインをいくつかインストールして、どこかの非公式Visual Editorをインストールするという手順だそうです。

第一歩:Java Development Kit (JDK) のインストール

eclipse自体は、JDKではなく Java Runtime Environment (JRE) でも使用できるのですが、ドキュメントやソースコードを参照したい場合も多いので JDK をインストールします。

JDK は、Java.sun.comからダウンロードすることが出来ます。 トップページで"Java SE"を探して、JDKのダウンロードまでたどり着いてください。 ここで詳細に示しても良いのですが、頻繁に構造が変わってしまうので、あえて書きません。 私がダウンロードしたのは、JDK 6 Update 7でした。

オフライン・インストール版のファイルは、80Mバイトほどでした。 CodeWarriorに比べたらカワイイもんだ。 インストールが終わると製品登録を要求されます。 前は、こんな要求はなかったはずだけどな。

第二歩:eclipseのインストール

eclipseは、eclipse.orgからダウンロードできます。 今は、Eclipse IDE for Java Developersという小さいパッケージが用意されているのですね。 私がダウンロードしたファイル(eclipse-java-ganymede-win32.zip)のサイズは、85Mバイトでした。

ダウンロードしたzipファイルを展開するとeclipseというディレクトリが出てきます。 eclipseのインストールは、このディレクトリを適当なところに配置するだけです。 私は、C:\Programsディレクトリに入れました。

第三歩:必要なプラグインの調達

次は、eclipseに非公式Visual Editorに必要なプラグインをインストールします。 プラグインの一覧は、Wikiページにあります。

先ほど配置したeclipseディレクトリに入っているeclipse.exeファイルをダブルクリックしてeclipseを起動します。 起動直後、いろんなダイアログが開きます。 ダイアログに適当に返答したらメニューのHelp → Software Updates...を選択し、プラグインのインストールを始めます。

ダイアログのtype filter textフィールドにプラグインの名前を入れて必要なものをチェックします。 複数のプラグインを選択して一度にインストールすることもできるのですが、時間が長くかかるようです。 ひとつずつインストールしていった方が良いと思います。 プラグインを選んだらInstall...ボタンをクリックしてインストールします。 プラグインのインストール後は、そのたびにeclipseをリスタートします。

第四歩:非公式 Visual Editor のインストール

いよいよ、非公式Visual Editorをインストールします。 Wikiページにあるリンクからzipファイルをダウンロードします。 私がダウンロードしたファイル(ve_eclipse_34_200807092330_win.zip)は、7Mバイトほどでした。 zipファイルを展開すると、"ve_eclipse_34_200807092330_win"というディレクトリが出てきました。 これをeclipseをインストールしたディレクトリにあるdropinsというディレクトリにそのまま配置します。 これで、インストールは終了です。 このディレクトリは、eclipseが起動したときに勝手に参照されてプラットフォームに組み込まれます。

最後にeclipseをリスタートすると、Visual Editorが使用可能な環境の出来上がりです。


次回は、Visual Editorを使ってみます。


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