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例外ベクタを調べた (2) [ColdFire V2]このエントリーを含むはてなブックマーク#

1990557

例外ベクタを調べる二回目は、割り込みコントローラ0が発行する例外について調べます。

割り込みコントローラ0が発行する例外

MCF52233の二つの割り込みコントローラのうちINTC0は、ベクタ番号64から127までの割り込みを受け付けます。

例外ベクタ 64-127
ベクタ番号ベクタ・アドレスベクタ用途
640x1000x000115E0未使用
650x1040x000115E0エッジ・ポート1
660x1080x000115E0エッジ・ポート2
670x10C0x000115E0エッジ・ポート3
680x1100x000115E0エッジ・ポート4
690x1140x000115E0エッジ・ポート5
700x1180x000115E0エッジ・ポート6
710x11C0x000115E0エッジ・ポート7
720x1200x000115E0ウォッチ・ドッグ
730x1240x000115E0DMA0
740x1280x000115E0DMA1
750x12C0x000115E0DMA2
760x1300x000115E0DMA3
770x1340x000008A4UART0
780x1380x000115E0UART1
790x13C0x000115E0UART2
800x1400x000115E0未使用
810x1440x000115E0I2C
820x1480x000115E0QSPI
830x14C0x000115E0DMA Timer 0
840x1500x000115E0DMA Timer 1
850x1540x000115E0DMA Timer 2
860x1580x000115E0DMA Timer 3
870x15C0x00003378FEC TX frame
880x1600x000033B0FEC TX buffer
890x1640x000033C0FEC TX underrun
900x1680x000032D0FEC Collision retry limit
910x16C0x000031E4FEC RX frame
920x1700x000032E0FEC RX buffer
930x1740x000032F0FEC MII
940x1780x00003300FEC Late Collision
950x17C0x00003310FEC Heartbeat error
960x1800x00003338FEC Graceful stop complete
970x1840x00003348FEC Ethernet bus error
980x1880x00003358FEC Babbling TX error
990x18C0x00003368FEC Babbling RX error
1000x1900x000031D4EPHY
1010x1940x000115E0未使用
1020x1980x000115E0未使用
1030x19C0x000115E0未使用
1040x1A00x000115E0未使用
1050x1A40x000115E0GPT オーバフロー
1060x1A80x000115E0GPT PAC入力
1070x1AC0x000115E0GPT PAC オーバフロー
1080x1B00x000115E0GPT チャネル0
1090x1B40x000115E0GPT チャネル1
1100x1B80x000115E0GPT チャネル2
1110x1BC0x000115E0GPT チャネル3
1120x1C00x000115E0低電圧検出
1130x1C40x000115E0A/Dコンバータ A
1140x1C80x000115E0A/Dコンバータ B
1150x1CC0x000115E0A/Dコンバータ割り込み
1160x1D00x000115E0PWM
1170x1D40x000115E0RNGA
1180x1D80x000115E0未使用
1190x1DC0x00001878PIT0
1200x1E00x000115E0PIT1
1210x1E40x000115E0未使用
1220x1E80x000115E0未使用
1230x1EC0x000115E0Flash buffer empty
1240x1F00x000115E0Flash command complete
1250x1F40x000115E0Flash Protection violation
1260x1F80x000115E0Flash Access error
1270x1FC0x000115E0RTC

こうして見ると、ほとんどが「その他の例外処理ルーチン」である0x000115E0をベクタとして持っています。 使用されているのは、Etherポートの全てとUART0とPIT0です。 これまで調べてきて分かったように、PIT0がオペレーティング・システムの10ミリ秒タイマに使用されており、EthernetとUART0がSilentCとのインターフェースに使用されています。

これらのベクタは、ROMに書き込まれているため、そのままでは使えないと思います。 もし、「その他の例外処理ルーチン」が、割り込み要因によって分岐するような仕掛けを持っていれば、その仕組みを使うことも出来ます。 さて、本当にそんな仕掛けが入っているんだろうか?

参考文献

Interface (インターフェース) 2008年 09月号 [雑誌]

Interface (インターフェース) 2008年 09月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: CQ出版
  • 発売日: 2008/07/25
  • メディア: 雑誌

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