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PSoC 4 を MDK-ARM で使いたい (1) [PSoC]このエントリーを含むはてなブックマーク#

MDK-ARM スプラッシュ

本シリーズのテーマは、 ARM が提供している KeilMDK-ARM を使用して PSoC 4 のソフトウェア開発を行う事です。

PSoC Creator でプロジェクトを作成する

ターゲット・ボードの選択

MDK-ARM でソフトウェア開発をする場合でも、プロジェクトの作成には PSoC Creator を使用します。 数ある中から、 PSoC Creator 3.3 CP1 を使用しています。 また、ターゲットには CY8CKIT-042 PSoC 4 PIONEER Kit を使用します。


空の回路図を作成する

スクラッチのプロジェクトから始めるので、 "Empty Schematic" を選択します。 このあと、 "Workspace" と "Project" の場所と名前を指定して、プロジェクトを作成します。

回路図と端子の割り当て

おためし回路図

この記事では、 MDK-ARM を使用してみる事を目的としているので、見た目で確認できる簡単な回路図を書いてみました。 周波数の異なるふたつの矩形波を XOR 論理に与える事で、周期的に幅が変化するパルス列が生成されます。 このパルスを P1[6] に接続されている LED に与えると、緩やかに明るさが変化するように見えるという仕組みです。 PSoC 4 のランダムロジックには、クロックをじかに接続する事が出来ません。 このため、 Toggle Flip Flop で二分周したクロックを接続しています。 これで、 500Hz と 501Hz の矩形波が XOR に入り、これらの周波数の差である 1Hz のビートが LED の明るさの変化として観測されます。

PSoC Creator から書き込んでみる

書き込みボタン

CY8CKIT-042 PIONEER Kit を接続して、 Program ボタンをクリックすると、ファームウェアが書き込まれて、そのまま実行されます。 赤い LED の明るさが緩やかに変化したら、完成です。

と、今回はここまで。 次回、いよいよ MDK-ARM の登場です。

関連商品

PSoC 4200M CY8CKIT-043 Prototyping Kit

PSoC 4200M CY8CKIT-043 Prototyping Kit

  • 出版社/メーカー: スイッチサイエンス
  • メディア: エレクトロニクス

この記事は、 CY8CKIT-042 PSoC 4 PIONEER Kit を使用していますが、 PSoC 4200M 向けにプロジェクトを作成しても同様の実験ができます。


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