ようやく、HIDデバイスを扱うためのPC側アプリケーションが書ける様になったので、HIDデバイスを操作するときの定石についてまとめておきます。
テキストは、EDNの記事、
Using the HID class eases the job of writing USB device drivers
です。
日本語版が見つけられませんでした。
もしかしたら、日本には上陸しなかったのかな?
HIDは、ヒューマン・インターフェースのためにあるわけではない
この記事の言わんとするところは、「ヒューマン・インターフェース・デバイス(HID)」という言葉に惑わされること無く、なんにでも使ってしまえというところです。
実際、単純な入出力なら、ボタン入力とLED出力に偽装すれば、どんなものだってHIDで十分に実用になります。
しかも、HIDを使うだけで、プログラム開発が圧倒的に簡単になります。
STEP1 : HIDを探せ
HIDデバイスを扱うための第一歩は、HIDドライバを探すことです。
このステップは簡単です。
HidD_GetHidGuid()という関数を呼び出すとHIDデバイスの識別子(GUID)が入手できます。
関数を呼び出すために必要なこと
この関数は、hid.dllという動的リンク・ライブラリ(Dynamic Link Library : DLL)に入っています。
通常は、C:\WINDOWS\SYSTEM32ディレクトリを探すと見つかります。
そのため、「hid.dllにあるHidD_GetHidGuidを呼び出せ。」とプログラムに書け