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PSoC Creator でも GitHub がしたい (4) [PSoC]このエントリーを含むはてなブックマーク#

Git Gui

前回まで、 GuiHub にプロジェクトを登録したり取り出したりする手順について考えました。 Git は、リビジョン管理ツールですから、当然、プロジェクトを変更したうえで、 GitHub に再度登録する機能もあります。

プロジェクトを変更する

変更後のプロジェクト

プロジェクトの開発を想定して、まず、プロジェクトを変更します。 ある種のリビジョン管理ツールでは、一度に一人だけがプロジェクトを変更できるようにするため、リポジトリを「ロック」してから変更をおこないます。 Git では、同時に複数の人がリポジトリを変更する事を許可しているので、リポジトリを「ロック」する必要がありません。 PSoC Creator でプロジェクトを開いて、そのまま変更します。 ここでは、 PWM を2出力に変更し、ソースコード main.c も少々変更しました。 変更が終わったら、プロジェクトのすべてのファイルを Save し、 Build します。

ローカルリポジトリに Commit

リポジトリの再スキャン

プロジェクトの変更が終わったら、 Git Gui でリポジトリを開きます。 Open Rescent Repository のリストから選ぶか、 Open Existing Repository でローカルリポジトリの場所を指定します。

Git Gui でリポジトリを開いたままにしていた場合には、 Rescan ボタンをクリックして、変更されたファイルを探しにいきます。

いずれの場合も、 Unstaged Changes に変更されたファイルが並びます。 リポジトリを作成した時と同様に、すべてのファイルが必要な訳ではありません。 そのため、ここから必要なファイルを選びます。


Stage Changed Files To Commit

ここで変更されたファイルを一つ一つ選択していっても良いのですが、もっと便利な方法があります。 メニュー "Commit"→"Stage Changed Files To Commit" を選択して、変更されたファイルを一括で選びます。 このメニューアイテムは、 Unstages Changes に並んだファイルを Staged Changes に移動するものですが、このあと追加のダイアログが現れます。


未登録ファイルを登録するか

このダイアログでは、「未管理のファイル 52 個を管理するか」を聞いています。 ここで候補として挙げられた 52 個のファイルは、 Git の管理に入っていないが、ワークスペースに存在するファイルです。 主に、 PSoC Creator によって、新たに作成されたファイルが、これに相当します。

今回の場合、 PSoC Creator で必要となるすべてのファイルは、リポジトリの作成時に管理するように指定しましたので、他のファイルを新たに管理下に置く必要はありません。 「いいえ」をクリックして、既存のファイルだけを選択します。


Commit

ファイルが選択されて Staged Changes に並んだら、次はコメントを書きます。 GitGui では、 Commit するときのコメントは必須になっています。 コメントを書込んだら、 Commit ボタンをクリックして、ローカルリポジトリに登録します。 正常に登録されたら、ダイアログが出てきますので、 Close で閉じます。

GitHub に Push

Push

Commit では、ローカルリポジトリに登録されます。 これをリモートリポジトリである GitHub に登録するのが Push です。 Push ボタンをクリックします。


Push の設定

Push は、ローカルリポジトリの変更箇所をリモートリポジトリに登録します。 次のダイアログでは、リポジトリの送り元と送り先を指定します。 送り元の "master" は、ローカルリポジトリに先ほど Commit した版を表します。 送り先の "origin" は、 GitHub のリモートリポジトリに付けた名前です。

Push をクリックすると、ローカルリポジトリの内容が GitHub に転送されます。


Push の詳細

Push が終わったら、転送の詳細を示すダイアログが表示されます。 Success が表示されたら、転送成功です。


リポジトリの確認

メニュー "Repository"→"Visualize All Branch History" を選択すると、リポジトリに記録された履歴が表示されます。 ローカルリポジトリの "master" とリモートリポジトリの "remotes/origin/master" が、同じバージョンになっていることがわかります。

GitHub の WEB ページで確認

リポジトリのページ

上で確認したリモートリポジトリの履歴は、実はローカルリポジトリにコピーされたリモートリポジトリの状態を見ているにすぎません。 本当に GitHub のリポジトリが変更されたかどうかは、 GitHub の WEB ページに直接確認した方が確実です。 そこで、 WEB ページ https://github.com/noritan/Design109_3p0_3 から、 "xx commits" と記述してあるリンクをクリックすると、リポジトリが Commit された履歴を見ることが出来ます。


Commit の履歴

すると、これまでに Commit してきた履歴が表示されます。 Git Gui から確認したのと同様に三つのバージョンが確認できます。 これで、変更後のプロジェクトが共有できるようになりました。

参考文献

関連文献

開発編 ARM PSoCで作るMyスペシャル・マイコン (トライアルシリーズ)

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  • 発売日: 2013/12/24
  • メディア: 単行本
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