PSoC 4 を MDK-ARM で使いたい (8) [PSoC]
前回の記事で、 CMSIS-DAP インターフェイスの準備が出来ました。 今回は、いよいよ CMSIS-DAP を使用して書き込みとデバッグを行います。
μVision IDE でプロジェクトを開く
今回は、前回までの実験で使用していた μVision のプロジェクトをそのまま使用します。 そのため、 PSoC Creator で、あらためてプロジェクトを Export する必要はありません。
μVision を起動して、メニューの "Project" → "Open Project..." からプロジェクトファイルを開きます。
デバッガインターフェイスを選ぶ
プロジェクトが開いたら、 "Project" → "Options for Target..." でオプションダイアログを呼び出し、 "Debug" タブを開きます。 これまで、 "Cypress MiniProg3/KitProg v3.3" を選んでいましたが、今回は "CMSIS-DAP Debugger" を選択します。
隣の "Settings" ボタンをクリックすると、デバッガドライバの詳細設定を行うことが出来ます。
"Debug" タブが開くと、すでに "CMSIS-DAP - JTAG/SW Adapter" として "KitProg CMSIS-DAP" が表示されています。 もし、表示されていない時には、 CY8CKIT-042 PSoC 4 PIONEER Kit が PC に接続されていて、 "STATUS LED" が CMSIS-DAP モードを示しているか確認してください。
ドライバの設定が正しければ、 PSoC 4200 デバイスが検出された事が右側の "SW Device" で表示されます。
"Flash Download" タブでは、内蔵 Flash に書き込みを行う際のアルゴリズムを指定しています。 CY8C42xx のプロジェクトを作成した場合には、 "Programming Algorithm" と "RAM for Algorithm" には、適切なデータが選択されます。
これら二つのタブを確認したら、 "OK" ボタンをクリックしてオプションダイアログに戻り、さらに "OK" ボタンをクリックして μVision に戻ります。
あとは、 KitProg と同じ
準備が出来たら、 "Download" ボタンをクリックして、ファームウェアを書き込みます。 ファームウェアが書き込まれたら、これまでの KitProg を介した場合とまったく同じ動作をします。 同一のバイナリーが書き込まれたのですから、当然と言えば当然です。
デバッガを呼び出すには、 "Start/Stop Debug Session" ボタンをクリックします。 これも、 KitProg を使用したデバッグと同じです。
次回は、 CY8CKIT-043 PSoC 4 M-Series Prototype Kit でも同様の操作が行えるか、調べますます。
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PSoC 4200M CY8CKIT-043 Prototyping Kit
- 出版社/メーカー: スイッチサイエンス
- メディア: エレクトロニクス
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