リンククラブ、脱出大作戦 (2) [ざれごと]
ネット料金、予告なく課金…2万人から計2億円で苦情多発
今日は、脱出先を整備していきます。
トップページの作成
私の場合、ドメインを確保するだけのためにリンククラブを利用していたので、そのままドメインを移管しても何の問題もありません。 ただ、WEBページとしての"noritan.org"は、自分自身がポータルとして使用していたので、他のページへのリンクが表示されていたほうが便利です。 そのため、レンタルサーバ上にトップページだけを用意しておきます。
さくらインターネットの場合、会員ページから、「サポート」→「コントロールパネル:さくらのレンタルサーバ管理」とたどって、ログインすると、サーバ上のファイルなどの管理画面に入ります。 この管理画面から「運用に便利なツール:ファイルマネージャ」を選んで、適当なディレクトリに"index.html"を作成します。 私が作成したのは、/noritan_org/index.htmlです。 ドメインの情報を書き換えて、"noritan.org"からこのページが表示されれば、移管準備は完了です。 このページは、恒久的にここに置くかどうか決めていないので、もし消えていたらご容赦ください。
DNSネームサーバの設定
次は、ネームサーバの設定です。 ネームサーバを立ち上げられるぐらいなら苦労しないので、さくらインターネットのネームサーバを使わせてもらいます。 手順は、会員ページから、「サポート」とたどったところにあるFAQ独自ドメインを使いたいに書いてあります。 この段階では、"noritan.org"ドメインはリンククラブ管理なので、「他社で取得した独自ドメインを利用する」の「さくらインターネットのネームサーバ(ns1.dns.ne.jp/ns2.dns.ne.jp)で運用する場合」に従います。
「上記以外のドメインの場合 >> ドメインの追加へ進む (非推奨) 」と、書いてあるように、失敗したらWEBページが見えなくなるような事をしようとしているので、十分な注意が必要です。 ただ、私の場合は、たとえ見えなくなったとしても、ほとんど被害は無いのですけどね。
ドメイン名が追加されたら、詳細設定に移ります。
1. 設定を選んでください | マルチドメインとして使用する |
2. マルチドメインの対象のフォルダを入力ください | 指定するフォルダ /noritan_org |
これで、「さくらインターネットのネームサーバは、"noritan.org"の問い合わせに対して答えることが出来る。」ようになりました。 でも、まだ"noritan.org"の問い合わせに対してさくらインターネットのレンタルサーバにたどり着くことはできません。 それは、「"noritan.org"の情報は、さくらインターネットのネームサーバが知っている」ことをインターネット世界に知らせる必要があるからです。 このための設定が、「ドメインが持っているDNS情報」です。
DNS情報の設定
DNS情報は、ドメインに紐付けされています。 この情報は、ドメインを管理している所、つまりリンククラブで変更する必要があります。 まずは、リンクドメインパーキングの管理室にログインします。
管理室のメニューから、「DNS仕向け先変更」をクリックします。 すると、「DNS仕向け先変更」画面に入ってほしかったのですが、出てきたのは「ドメイン登録情報確認/各種変更」画面でした。 変更するドメインを選択して、もう一度、「DNS仕向け先変更」をクリックします。
L.D.P以外のネームサーバを使用する | チェック |
ネームサーバ1 | ns1.dns.ne.jp |
ネームサーバ2 | ns2.dns.ne.jp |
これで、"noritan.org"の問い合わせがきたら、さくらインターネットのネームサーバに誘導されて、さくらインターネットのレンタルサーバにたどり着くはずです。 GEEKTOOLSで調べたところ、WHOIS情報自体は数分で変更されたことがわかります。 ところが、途中の種々のサーバがキャッシュを保持するというDNSの仕組みの都合で、インターネットに情報が行き渡るまでしばらく時間がかかります。 気長に待ちましょう。
WHOIS情報変更
このあと、ドメインの移管作業を行うのですが、WHOIS情報にあるメールアドレスがそのときの連絡先として使用されるようです。 そのため、生きているメールアドレスを入れておいて、メールを確認する必要があります。 ところが、この情報は、WHOIS情報として公開されてしまう情報なので、普段使っているアドレスを入れることはお勧めできません。 どこかで、一時的なメール・アドレスを作って入れておくと良いでしょう。
と、思ったのだけど、「電話番号(半角英数字)が正しく入力されているかご確認下さい。」というダイアログが出てきて、変更させてくれません。 どうやら、"+"を付けずに"81."で始まる番号を書くとうまく受け入れてもらえるようです。
参考サイト
連載目次
リンククラブ、脱出大作戦 (1) [ざれごと]
http://www.so-net.ne.jp/news/cgi-bin/article.cgi?gid=mai&aid=20090109-570-OYT1T00888ネット料金、予告なく課金…2万人から計2億円で苦情多発
これは、もういかんだろう。 ということで、私も脱出を試みました。 私の場合、ドメインだけだから、大して手間もかからないだろう。 と、今の所は皮算用。
脱出先を作る
そもそも、ドメイン"noritan.org"を取得したのは、独自にJavaの名前空間を確保したかったからです。 このドメインを取得している限り、"org.noritan"名前空間は私のもの。 そのため、"noritan.org"には、他のWEBページやBLOGへのリンクしか存在しません。
もちろん、脱出先にもドメイン管理しか求めていないのですが、ドメイン管理をしていて、おまけにナンチャッテWEBページを作成させてくれるリンククラブのような仕組みを持つところは見つけられませんでした。 仕方が無いので、さくらのレンタル・サーバを脱出先として、不本意ではありますが、WEB拠点も作っちゃうことにしました。
さくらインターネットで、「ライト」プランを申し込みます。
既に、さくらインターネットをご利用頂いたことがありますか? | 初めて利用する |
ご希望のサービスプランを選択してください | さくらのレンタルサーバ ライト |
ご希望の初期ドメイン名(???.sakura.ne.jp)を入力して下さい | noritan.sakura.ne.jp |
あとは、名前・住所・支払い方法などを入れて、10分ほどで、契約完了。 今日は、まずは、ここまで。
参考サイト
- リンククラブのドメイン管理をムームードメインに移管してロリポップで運用する方法
- 私は、さくらインターネットへの脱出を試しました。
連載目次
リンク・クラブ、どうなる? [ざれごと]
被写界深度を計算してみた [ざれごと]
昨日のコメントにあった「使い捨てカメラなんかは室内でよくピントが合うなぁ。」を計算してみました。
そもそも、ピントが合うとはどういうことか
上の図は、ISSを撮影する場合を考えた図です。 今回もこの図をもとに考えていきます。 この図では、B点から出た光は、フィルム上にあるD点に集まっています。 これがピントがあった状態です。
一方、この図は被写体の位置がBからGに移動した場合の図です。 この場合、Gを出発した光の経路は、EとFを経由してDに至るものと、Oを経由してHに至るものに分かれます。 被写体の一点から出発した光が、フィルム上の一点に集まらない状態。 これが、ピンボケです。
実際には、レンズ上のOE間の通り道によって光はDからHまで分散します。 そのため、Hを中心としたぼやけた光となって写ります。 決して、心霊ではありません。
もし、DH間の距離がフィルム上の画素の大きさよりも小さければ、それは、一点に集まったものとして見えるはずです。 そのため、少しぐらいピントがずれていても写真としてみたときには、ピントが合っているように見えます。 このときにBG間に許容できる距離を「被写界深度」と呼んでいます。 「使い捨てカメラなんかは室内でよくピントが合うなぁ。」というのは、「使い捨てカメラは被写界深度が深い。」ということになります。
そこで、本日のお題は、「被写界深度が深くなるのはどんな場合か。」を計算してみます。
相似な三角形を探す
前回同様、相似な三角形を探します。 三角形EOFと三角形DCF、三角形OBEと三角形DOCの二つは、前回同様です。 今回新たに加わるのは、三角形OGEと三角形HOCです。
EO : OF = DC : CF … (1) BE : EO = OC : CD … (2) GE : EO = OC : CH … (3)
今回ピンボケの指標にしようとしているのは、フィルム上のDHの距離です。 CH = CD + DH と (3) より、DHの式を求めます。
DH = (EO * CO) / EG - CD DH = (EO * (CF + FO) - CD * EG) / EG … (4)
(1) より
CF = (CD * FO) / EO … (5)
これを (4) に代入して、
DH = (EO * ((CD * FO) / EO + FO) - CD * EG) / EG DH = (CD * FO + EO * FO - CD * EG) / EG DH = (CD * (FO - EG) + EO * FO) / EG … (6)
(2) および (5) より
CD = (EO * CO) / BE CD = (EO * (CF + FO)) / BE CD = (EO * ((CD * FO) / EO + FO)) / BE CD = FO * (CD + EO) / BE BE * CD = FO * CD + EO * FO CD = EO * FO / (BE - FO) … (7)
これを (6)に代入して、
DH = ((EO * FO / (BE - FO)) * (FO - EG) + EO * FO) / EG DH = FO * EO * ((FO - EG) / (BE - FO) + 1) / EG DH = FO * EO * (FO - EG + BE - FO) / (BE - FO) / EG DH = FO * EO * BG / ((BE - FO) * (BE - BG)) … (8)
やっと、計算できました。
計算式の意味
順番にそれぞれの項の意味を考えていきます。 一つ目は、 "FO" です。 これは、レンズの焦点距離をあらわしています。 つまり、レンズの焦点距離が長いほど、ボケやすいという事を意味しています。 一般に望遠レンズのほうがボケやすいと言われています。 カメラのレンズでは、"f=32mm"というふうに表示されています。
二つ目は、 "EO" です。 これは、レンズの半径を表しています。 レンズの口径が大きいほど、ボケやすいということです。 レンズの口径は、カメラのレンズに"1:2.8"などと表現されています。 これは、焦点距離に対するレンズの口径という意味です。 例えば、「f=135mm 1:2.8」のレンズの場合、口径は 135 / 2.8 = 48.2[mm] と計算できます。
また、 "EO" は、光が通ることが出来る半径という側面も持っています。 これは、実際のレンズでは、絞りと呼ばれています。 絞りは、"F=10"というふうに表示され、焦点距離に対する割合を意味しています。 例えば、"f=32mm F=10"の場合、絞りはレンズの口径に換算して 32 / 10 = 3.2 [mm] と計算できます。 F値は、口径に反比例するので、F値を大きくする、すなわち絞りを絞るほどボケにくくなります。
三番目の項 "BG" は、被写界深度そのものを表しています。 ピントの合う位置B点からの距離にほぼ比例して像がボケます。
四番目の項 "(BE - FO)" は、被写体との距離とレンズの焦点距離の差です。 通常の風景やポートレート撮影などでは、被写体までの距離はレンズの焦点距離に比べて十分に大きいので、この項は、ほぼ "BE" に等しくなります。 その場合には、被写体までの距離に比例してボケにくくなります。
一方、接写などのように、被写体までの距離が短く、焦点距離が無視できなくなった場合には、注意が必要です。 被写体までの距離が極端に近くなると、ピントが合いにくくなってしまいます。
五番目の項 "(BE - BG)" は、ピントが合う範囲の最もレンズに近い被写体までの距離を表します。 これも、被写界深度を深くするために "BG" が大きくなるとボケやすくなる要素になるので、注意が必要です。
本日の結論
以上、式の意味を考えてみましたが、ここから導き出される「ピントが合う写真の撮り方」は、以下の通りです。
- 焦点距離を短くする。
焦点距離の短いレンズを使えば、ピントの合う範囲が広くなり、ピンボケを防ぐことができます。 ズームレンズでは、広角端を使えば良いでしょう。
- 絞りを絞る。
F値を大きくすると、ピントの合う範囲が広くなり、ピンボケを防ぐことが出来ます。 ただし、F値が大きくなると光量が不足するため、シャッター・スピードがおそくなり、手ブレしやすくなります。 手ブレを防ぐには、三脚を使うか、高感度なフィルムを使いましょう。
- 被写体までの距離をそろえる
複数の被写体を同時に撮影したい場合には、それぞれの被写体までの距離を極力そろえましょう。 前後に並ばせるなんてもってのほか。 横一列に並べて撮影しましょう。
- 被写体までの距離をとる。
被写体までの距離が短くなると、ボケやすくなります。 被写体までの距離をとりましょう。
と、ピントを合わせるための注意点を書きましたが、これを全部守ると、実につまらない写真が出来上がってしまいます。 撮影者の意図を反映した、必要なところにだけピントの合った写真を撮るためには、絞りを意識して調整してみると面白い写真が撮れます。
ところで、使い捨てカメラは?
話の発端になった「使い捨てカメラ」を忘れておりました。 おそらく「使い捨てカメラ」の代表格であろう写ルンですの仕様を確認してみます。
焦点距離 | f=32mm | 一眼レフ・カメラで標準とされているのが、f=50mm なので、これは短い部類に入ります。 |
レンズ口径 | F=10 | このカメラには、絞りという機構がありません。レンズ口径がそのままF値となっています。 |
シャッタースピード | 1/140秒 | レンズの口径を考えると、このシャッター・スピードは決して遅くありません。このままでは、光量が不足してしまいます。 |
フラッシュ | 内蔵(有効撮影距離:1m~3m) | そこで、光量の不足を補うのが内蔵フラッシュです。ただし、3m先までしか光は届きません。 |
撮影距離範囲 | 1m~無限遠 | もちろん、このカメラにはオート・フォーカスなんてついていません。そのため、この仕様が、被写界深度そのものの値になります。被写体までの距離を短く出来ないので、最短距離は1mになっています。 |
高機能タイプには、シャッター・スピードを速くしたものもあります。 その場合には、通常の ISO400 に比べて、もっと高感度な ISO1600 のフィルムが使われています。 また、最短撮影距離を 0.8m にしたものもありますが、このレンズは、 f=32mm F=14 とさらにレンズの口径が小さくなっています。
逆に夜景をとるために f=32mm F=5.6 というレンズを備えたモデルもありますが、この製品の撮影距離は、 1m~5m となっています。 被写界深度を犠牲にしたのですね。
400km上空のISSを3000mmのレンズで狙うとき焦点は何mm動かせばいいか? [ざれごと]
BLOG 晴れ時々スターウォッチング の記事 「1月5日05時52分 北東の空を通過するISS」 で、上空400kmの所にある国際宇宙ステーション(ISS)を合成焦点3000mmの望遠鏡で撮影するお話が書かれています。 「無限遠点にピントを合わせた時に400km上空のISSにもピントが合うのだろうか。」というお題を頂きましたので、勝手に計算してみました。
凸レンズの基本
縮尺は大幅にいい加減ですが、直焦点での撮影を図にしてみました。 ABが被写体、OEがレンズ、CDがカメラのフィルム面またはCCDです。 AB、OE、CDは、それぞれ平行とします。 また、Fは、レンズの焦点です。
凸レンズを通る光路の計算には、二つの性質さえ理解していれば解けます。
- レンズに垂直に入った光は、レンズの焦点を通る。
- レンズの中心を通る光は、直進する。
一つ目の性質をあらわしたのが、Bを出てEを通りFを経由してDに向かう光です。 また、二つ目の性質をあらわしたのが、Bを出てOを経由してDに向かう光です。 結果として、どちらもD点に光が集まるので、ABの像はCDに結像します。 これを実像といいます。
無限遠点を出た光の場合は、すべてレンズに垂直に入射するので、焦点Fに結像します。 今回のお題は、無限遠の時にピントが合う焦点Fからどのくらいフィルム面を離すとピントが合うかという問題に帰着します。
相似な三角形の辺の比を求める
この図で、既知なのはISSまでの距離OA(またはBE)、望遠鏡の焦点距離OFだけです。 一方、求めたいのは、焦点からフィルム面までの距離FCです。 そこで、この図から相似な三角形を見つけて、辺の比を求めていきます。
最初は、三角形EOFと三角形DCFです。 OEとCDが平行なので、この二つの三角形は相似です。 二つの辺の比を求めておきます。
EO : OF = DC : CF … (1)
さらに、三角形OBEと三角形DOCも相似です。
BE : EO = OC : CD … (2)
これら二つの式を変形して、既知な値と求めたい値だけを残します。 (1)と(2)から、OEとCDを消します。
EO / CD = OF / CF = BE / OC … (3)
OC = OF + CF より
OF / CF = BE / ( OF + CF ) … (4)
さらに変形して、
CF * BE = (OF + CF) * OF … (5) CF = (OF ** 2) / (BE - OF) … (6)
これで、既知の値からCFを計算することが出来るようになりました。
実際の値を入れてみる
それでは、実際の値を入れて計算してみます。 BE=400km、OF=3000mm を入れると、 CF=0.0225mm になりました。 また、BE=2000km にすると、 CF=0.0045mm になりました。
結論
400km上空のISSを狙うときには、無限遠の状態からフィルムを数から数十マイクロ・メートル動かすとピントが合うようです。 つまり、無限遠のままで構わないと思って良いでしょう。
バックアップ電池が切れました [ざれごと]
2004年に購入したデスクトップPCのバックアップ電池が切れました。 最初に気が付いたのは、時計が2004年に戻っていたためでした。 そうか、バックアップ電池って、二次電池ではなかったのですね。
マニュアルを引っ張り出してきたところ、電池の寿命は数年との事。 4年は、確かに数年ですね。
問題は、「もうすぐ電池が切れます」というお知らせがまったく無かったことです。 もし、お知らせがあれば、切れる前にBIOSの設定をメモする余裕があったはずなのに。
取り出した電池の電圧を測定したところ、170mVしかありませんでした。 この電圧になる直前まで、バックアップ機能が正常に働いていたとは思えないので、突如として故障が発生したとも考えられます。 交換した電池が急速に消耗するようなら、PC本体も怪しいな。
実は奥が深かったポインタ解説記事 [ざれごと]
すっかり有名になった、 某所の ポインタの解説記事ですが、実は、奥が深かったことが判明しました。
信じられない間違い
今回のポインタ解説記事は、にわかには信じられない間違いが記述されていました。
#include <stdio.h> int main( void ) { int *n; *n = 5; printf( "%d\n", *n ); return 0; }
普通では考えられない間違いなので、きっと、何か秘密が隠されているに違いないと私は調査を開始しました。
特定の処理系に依存するのか?
このプログラムは、明らかに問題があるのですが、もしかしたら、ある特定の処理系で意味を持つものかも知れません。 そこで、自宅で稼動しているあらゆる処理系に片っ端から試してみました。
- FM-77 Doraco C
- OKI if-800 BDS-C
- Apple ][ UCSD p-system C
- SONY Hitbit MSX-C
ついに発見、イースターエッグ
そして、ついに発見しました。 PDP-11のBSD-C4.1でコンパイル、実行したところ、プログラムが、何か意味のある数値を表示したのです。
# a.out 131080 #
どうやら、このプログラムをコンパイルしたときに限り、発動するイースターエッグのようです。 しかも、特権ユーザにならなくては、動作しないという念の入れようでした。
ところが、記事のプログラムには肝心なところに間違いがありました。 *nを十進数値として表示させてはいけなかったのです。 正しくは、
printf( "%s\n", *n );
と、文字列として表示させるべきでした。 すると、良く見られる言葉が表示されるようになりました。
# a.out Happy April Fool !!! #
関連サイト
ZIP入りPNG - PNGフォーマットを調べた [ざれごと]
このBLOGでは、画像ファイルを置く場所が1GB用意されているのですが、プロジェクト・アーカイブなどのZIPファイルを置くことはできません。 拡張子を偽ってZIPをJPGとして置くことは可能ですが、サムネイルの作成でエラーが起こってしまい調子がよくありません。 もし、正式な画像フォーマットファイルにZIPを埋め込む事ができれば、誰が見てもそれは画像ファイルであり、BLOGにアップロードしても文句は言われないはずです。 ちょっと、調べるだけ調べてみますか。
ビットマップにZIPを埋め込む案
最初に考えたのが、画像のビットマップデータにそのままZIPを埋め込む方法です。 きっとBMP形式だと簡単にできるのだろうと思います。 画像の横幅を512ピクセル固定にしてピクセルあたり8ビットのグレー階調を持たせると、 100KBのファイルは縦200ピクセルの画像になります。 実際には、ファイル名と長さを入れるための管理領域が追加されます。
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PNGフォーマットを調査した
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ここで、画像データにZIPを埋め込むのではなくチャンクの一つとしてZIPを埋め込めないかという 考えが浮かんできました。 これなら、必要なのはCRCを計算する機能だけで済みます。 とはいっても、画像データ部分には、ダミー・データが必要です。 チャンク名は、"nzIp"でいかがでしょう。 画像が編集されたとしても継承されるプライベート・チャンクです。 これが画像データとして受け入れてもらえるかは、作ってみないとわかりませんね。
あ、もちろん、どなたかサクッと作って下さってもかまいませんよ。
今日の一枚 - 雪が積もった [ざれごと]
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何で、こんな広告が付くんだろう。 [ざれごと]
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